ある相談から
- マルフクメディカルフーズ
- 6 日前
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毎日、色々なニュースがあり、アメリカのトランプ氏の関税外交による次から次への事態に世界が振り回されています。これは、日本だけでない物価の値上がりに反映していきます。国際的な援助力が低下し、ノーベル賞級の研究にお金を出さない等、将来の世界は軍事力だけに力が入り、戦争への道が遠のくはずがありません。自分の事は自分で守らなければという精神力と、体の免疫力を強くしなければなりません。そんなことを考えていると、ある日、40代の女性からの相談がありました。
内容は、職業柄手の荒れがひどく、水膨れになり皮膚科に行くことにしたそうです。彼女は見るからに肥満体ではありますが、医師の前に座って症状を言ったと同時に「小麦粉を控えなさい」と言われて、ビックリしたそうです。薬は一番強いステロイド剤が出て、良く効いたそうですが、グルテンフリーには納得いかずちょっと憤慨、初診の患者さんには全てグルテンフリーのパンフレットを配布しているそうですが、帰路にパンを購入したそうです。
それを聞いて早速クリニックのホームページを見てみました。皮膚科から一般内科、消化器科もあり、少ない人数でよくやっておられますが、その方針は分子整合栄養学の栄養療法、いわばオーソレモラキュラー法の考え方です。(以前コラムで報告しています。)普通の血液検査ではなく、細かく検査しますので、かなり高額で、ビタミンC療法や美容にも力を入れていました。特に肝臓の数値での解釈の方法が異なります。
普通の検査ではAST(GOT)やALT(GPT)は前者が10~40、後者は6~40が正常値です。その範囲内にあり低値であればあるほど良好と判断していませんか?栄養療法ではALTはASTに比べタンパク分解酵素の作用を受けやすいためビタミンB6欠乏症ではASTの減少が見られます。いわばたんぱく質不足と判定されています。両値の理想値は20-22(U/L)とかなり高めです。また、総たんぱく質(7.5g/dl以上)やアルブミン値(4.5g/dl以上)もかなり高値を指定しています。自分の検査値を見て唸ってしまいました。先回の反省から血糖値が元に戻りましたが、2か月前より体重が二キロ減っていました。太るのも痩せるのも良くないですが、検査前の食べ控えが効いたようです。二キロの減少は筋肉の減少ではないように運動も頑張らねばなりませんが、一つの相談から考える事がまた増えてしまいました。良策を考え次の2か月後の検診に備えようと思いました。

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